前回の記事で物事や人間関係には適度な距離と範囲があり、パーティの招待客を例に上げてその必要性を書いてみました。
それは「相続」についても同じことかと考えます。理由は「混乱を招く」という事が考えに浮かぶからです。

もう一度整理しますと、「配偶者」の場合はどのような場合でも「相続人」となります。
それから相続の順位にも多少関わってきますが「子ども」「両親」「兄弟姉妹」となります。
事実、法律が定めるところの「相続の範囲」があり一般的に知られていることのようにも思われます。
サスペンスによくある設定だからでしょうか。
突然の訃報により混乱を生む場合も充分に考えられる「財産を受け取る事」に関しての話し合いですが、何も事前に確認をしていなくて慌ててしまいがちだからこそ混乱し揉める原因にもなりかねません。

話を整理し確認を取りながら周知の事実としてお互いに財産を受け取る対象となる方々が歩み寄って話し合えるきっかけがあると良いですね。
例えばパーティなどの招待を考えてみましょう。
気持ちのうえでは、親しい方全員に声をかけたい気持ちはとてもよく分かります。
披露宴などに呼ぶお友達を話し合う時もそうでしょう。できるだけ楽しく美味しい料理を食べて帰ってもらいたいですよね。
ところが、会場の広さなどを考えても席が限定されている場合が出てくると思われます。
ホームパーティの場合はもっとではないでしょうか。
家の中の人口密度が高くなっても平気な人はいらっしゃると考えたとしても、すべての方がそうではなく、結果的に不快な気持で帰してしまうのはとても申し訳ない気持ちになるのではないかと思われます。
物事には適度な距離や範囲があるということですね。
遺産を分けることも同じで、法律により遺産相続ができる人の範囲を定めています。
遺言書に書かれている方はともかくとして、相続の範囲は「配偶者」と「血族」の方です。
配偶者(夫または妻)は、どのような状況でも「相続人」として認められます。
血族は次の方々にあたります。参考にしてくださいね。
・子ども(養子も含む)※孫、ひ孫など
・両親(養父母も含む)※祖父母など
・兄弟姉妹
法律はもめ事をできるだけ起こさないように考えられ作られています。
ところが、人は当然ですが「自分の価値観」というものがあり、それにより話し合い
がうまくいかない事はあるのです。
とても複雑に出来ていますので、専門家をたずねていただくと話がスムーズかと存じます。
相続範囲・・・耳慣れない言葉だと思われます。
よく家族の系図のようないわゆる相関図のようなものがドラマの公式ホームページなどにも表示されている人物相関図を見られる方もいらっしゃるかと思われます。
主人公を中心としたある一定の範囲で描かれていますよね。
「相続においての相関図」にそれに近いものがあります。
亡くなった方を中心にして描くと分かりやすいと考えられます。
ところが、法定相続人の場合、相続範囲についてはとてもシンプルなのです。
・配偶者(奥さんまたはご主人)
・子どもまたは孫
・両親または祖父母
・兄弟姉妹
までです。つまり「とても近い親族」ということになりますね。
配偶者については常に法定相続人に入っています。
その他の相続の順位は上に書かれている順番となります。
とてもシンプルで分かりやすいことのように思われますが、これが実は落とし穴。
物事は単純で分かりやすいものほど思わぬことが待ちうけていたりすることが多いと思われます。
それは全てにおいて当てはまることではないでしょうか。
この範囲と順位を知らないだけでとても悔やむことになる場合があるのです。
では、これがどう「遺産相続」と関係があるのか・・・。どんな影響を及ぼすものなのか・・・。
内縁の夫や妻・・・。この場合は相続範囲に入るのでしょうか?
実は「あれ?」と思うような知らない事なんてたくさんあります。
知らないだけで、大変なことにならないうちにいっしょに考えてみましょう。